淡々としている日常に幸せがある@となりのコーヒー屋

児童養護施設で育った私が山あり谷ありの「外の世界」をどう過ごしているかを共有するブログです

小1の壁をなんとか乗り越えた一年

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大阪も桜が咲き始めそろそろ見頃を迎えそうですね。

 

ちょうど1年前、うちの長男が保育園を卒園して休む間もなく4月からは民間と公立の2ヶ所の学童へ行き始め、小学生生活が始まりました。

新しく通い始めた場所の先生が子どもへ指導するんですが、そのやり方に違和感があり、改善してほしくて相談した結果良い方向にいったことが一つあるので、そのことについて書こうと思います。少し長いです。

 

いろんな方から保育園と学校生活は全然違って一気に先生との距離ができて一人ひとり丁寧にみてもらえなくなる、保育園みたいに長い時間預かってくれない、学童と相性が合わない場合もあってひとりで留守番する子も多いなど、入学前に教えてもらっていたので、不安と緊張感が私にありました。長男の方も、同じ保育園から女の子2人、男の子は長男1人だったので、不安はありましたが楽しみにもしていました。

 

新しく行き始めた場所〈以下Aと書きます〉の1人の先生が朝から大きな声(怒鳴り声)で子どもたちに指導していました。周りには他に2人か3人の先生が教室の端で立ってその様子を傍観してるだけに見えました。初めて参加する長男に対しても先生は厳しくあっさりした対応で、不安な面持ちの長男を見送りました。外から親御さんが心配そうに子どもの様子を見ている方もいて、異様な空間でしたが、その時は「おぉこれが先輩たちが言ってた小学生の厳しさか。息子よがんばれ」くらいにしか思ってなかったです。厳しい環境でも生き抜く力を身につけろくらいに思ってました。

 

お迎えに行くとまだその先生は怒鳴っていて、息子にもこんな風に指導してました。

 

〈退室時の挨拶〉

聞こえなかったですが、先生が息子に何か言っていました

息子「はい」

先生「はいじゃないやろ。自分の名前言うんや」

息子「〇〇です。お母さんが迎えに来たので帰ります」

先生「声が小さい」

 

と背の低い長男に先生は立って頭上からすごい剣幕で怒ってました。私が今の様子を見ていたからか、先生は長男を連れて私の元にきました。「言ってること理解するのに時間かかる子ですね。」と親の私にはやや柔らかい口調で話しかけてきました。

子どもに対して、そんなに怒って指導することないよなと思いながらも、夫は「慣れるやろ」って感じだったので、初日だしこのまま様子を見ようとその時は思いましたが、その後息子はすぐに発熱して体調を崩したのと恐怖心から学校に行けなくなりました。

 

クラス担任が心配して電話をかけてきてくれ、息子が熱がないんだったら登校するようにサポートしてほしいと優しく対応してくれました。なんとか教室へはいけるようになりましたが、怒鳴ってる先生がいるとこへはどうしても行きたくないと。仕事があるのでなんとしてでもAに行ってほしいので、他の親御さんにもAの印象を聞いてみました。よく思っていない親御さんばかりでしたが、言っても変えるのは難しい、親が出しゃばってると思われる。と悩みながら預けられていました。

 

私は、自分の子どもだけじゃなく、困ってる家庭がありそう、必要としている人が利用できるようにしたいという思いから、上の立場の方にこんな風に相談の電話をしました。

 

まず私が見た先生の指導の仕方を伝えました。その後子どもが体調を崩したこと、私の思いと他の親御さんの思いを伝え、挨拶することや大きな声で話すことは大切だけど、緊張している初日の子どもに対する指導の仕方が厳しかったので、Aで行われている指導が適しているかどうか先生、親以外の第3者に現場を見てほしいとお願いしました。

 

上の立場の方も私が見た先生の指導は厳しいと感じ、すぐに対応して下さり現場に伝えてくれました。その後、怒鳴っていた先生は変わらず勤務されてましたが、人が変わったように違和感のない普通の関わりをされていて、他の先生も笑顔があったり、でも指導するところはするという感じで初日と全然違った空間になったので驚きました。

電話する前はどんな風にアプローチしようかすごく考えていたので、電話一本で改善していただいて嘘のような出来事でした。

 

心配事や不安な事を伝えるのはクレームでも過保護でもないですし、客観的に物事を見るためにも伝えることは大切だと思いました。

この後、大きく崩れることなく、なんとか1年間公立と民間の学童と学校で過ごせました。

今は令和の時代で比較的どこもいい教育をされてると思いますが、これはほっとかれへんってとこは伝えて過ごしやすい環境にしてあげることも必要じゃないかなということを感じたので長々と書いちゃいました。これで終わります。

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